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スペイン・アンダルシア地方のとある村にて
−村祭りの日(夜)−
代官がルーカス夫妻の家の前の小川にハマってもがいていたとき、フラスキータは家の中で一人悲しみに暮れていました。
「ぐすっ、ぐすっ・・・ ううっっ・・・
どうして、どうしてなの・・・ ルーカス・・・
戻ってきて・・・
村の人たちは、私が何ともないように思っているけど・・・
でも・・・
大丈夫だなんて思わないで・・・
一人でいると寂しさがいっぱいやってくるの・・・」「たじげでけれぇ〜」「(顔を上げて)えっ!?」「お゛ぼれ゛る゛〜」「なんですって!?
いけない! 助けに行かなくっちゃ!」
フラスキータはすぐさま家の外に出て、小川におぼれている人を助けようと、おぼれている人に手を差し出しました。
「あぼぼぼぼ・・・」「さあ、早く、つかまって!」
そして渾身の力で引き上げると、その人は何とあの代官ではありませんか!
「え!?
ウッソー! 何でここに・・・!
.。ooO(゚ペ/)/ひゃ」
「(フラフラになりながら)お〜、フラスキータよ〜、今度ばかりはワシも運命というものを信じる気になったぞよ〜
さあ、ワシに癒しのキスを〜 ヘ(^^ヘ)))。。。」「いやーー!
こないでぇーーー!」
フラスキータは、家の中に飛び入って、何か取り出してきました。
そして、それを代官の前に向けました・・・
それは何と猟銃だったのです!
「(銃口を代官に向けて)これがフラスキータのキスよ!」
「(寒さと恐怖でブルブル震えながら)あ゛ーーー!
おたすけーーー!」 |
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「(ハッと我に返って)えっ!?
やだ! 私って何をしているの!?
(手にした猟銃を見て)えーーー! 何てことを!
キャーーー!」
と、猟銃を手放してフラスキータはどこともなく逃げていってしまいました。
「あ゛ーーー!(顔を上げて)って・・・ ありゃ?
どこへ行ったんじゃ? (寒くなって)あ゛〜
さむい゛〜 なんとかせねば・・・
おお、そうじゃ、やつらの家にはいってようっと・・・」
と言って、ずぶ濡れになった三角帽子とマント、上着を脱いで、無人になったルーカス夫妻の家に入ってしまいました。
そのころ、代官所に連行されてしまったルーカスは・・・
牢屋のルーカス
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さて、しばらく経って牢屋から抜け出したルーカスが家の前に来ました。
すると、家の前には代官の三角帽子とマントが立てかけてあるではありませんか!
「な・・・ な・・・! まさか・・・ そんな・・・
俺のフラスキータが・・・ あのバカ代官に・・・
チクショォーーー! こうなりゃ・・・
そうだ・・・!」
何とルーカスはフラスキータがてっきりなぶりものになってしまったと勘違いしてしまったのです。
そして、何か妙案を思いついたルーカスは、おもむろに立てかけてあった代官のマントを身につけ、三角帽子をかぶると、家の壁になにやら代官に向けたメッセージらしきものを書き殴りました。
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「”お前が俺の女房に手を出したなら、お前の女房も頂くぜ!”っと・・・
この格好なら代官所に堂々と入れるし・・・
よし、、これで完璧だぜ!
さてと・・・ それじゃあ、行くとしますか・・・
ルーカスさんよ!」 |
ルーカスは一目散に代官所へと戻っていきました。
ところで、その時、当の代官は・・・
何と、ルーカスの服を着て家の暖炉で火に当たっていたのです!
「う゛う゛う゛う゛・・・・
ざむ゛い゛〜〜〜〜 おのれフラスキータ・・・
ワシに銃口を向けるとは・・・ あ・・・
そうじゃ・・・
ワシの帽子とマントを持ってこなくては・・・」
代官はふるえながらも家の表に出ました。 |
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そして、家の表に出てビックリ!
三角帽子もマントもない上に壁には「お前の女房を頂く」との書き置き!
「な・・・ な゛・・・
なんじゃこりゃーーー!
どひゃーーー!」
すっかり狼狽してしまった代官は、あちこちかけずり回ってさわぎたてだしました・・・
そのころ、代官所へ舞い戻ったルーカスは・・・
ルーカスと代官夫人
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