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ヨハネス・ブラームスと
ヨハン・シュトラウスU世
(1894年 バート・イシュルにて)

(写真左)ヨハン・シュトラウスU世
(写真右)ヨハネス・ブラームス
ウィーン楽友協会大ホール
(ムジークフェライン)
(1870年1月5日 完成式の様子)
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<シュトラウスU世のポルカ>
”お気軽”を絵に描いたような曲の数々
当時、超売れっ子作曲家であったヨハン・シュトラウスU世は、ウィーンのいろいろな団体(政府、大学、各種協会など)、はたまた諸外国からワルツやポルカの作曲の依頼を受け、これに応えてきました。
また、自身が作曲したオペレッタ(喜歌劇)に出てきた旋律を一部抜粋してワルツやポルカとする場合も多くありました。
以下の3つのポルカもその様な経緯から作曲されたもので、どれも”お気楽”を絵に描いたような楽しさに満ちあふれています。
曲の形式は短い序奏→ポルカ→トリオ(中間部)→序奏とポルカの再現→コーダという、きわめて単純なものです。
(急速)ポルカ「観光列車」
作品281
このポルカは1864年1月19日にレドゥーテンザール(独語で「ザール」とはホールや講堂を意味する。)の企業家連合舞踏会で初演されたもので、産業協会に献呈されました。
当時のウィーン観光列車の開通を記念して作曲されたとのことです。
特徴としては、「列車」に関連したポルカらしく、蒸気機関車や汽笛を模した音が頻繁に出てきます。
急速ポルカ「雷鳴と電光」 作品324
このポルカは1868年2月16日にディアーナザールのヘスペルス舞踏会で初演されたもので、芸術家協会ヘスペルスに献呈されました。
その名の通り、雷の音(「ドカン!」や「ゴロゴロ・・・」)を模した音が頻繁に出てきますが、一説によると自然界の雷ではなく、ウィーンにあった大砲の音を模したものとも言われております。
喜歌劇「ウィーンのカリョストロ」のモチーフによる
急速ポルカ「狩」 作品373
このポルカは1875年夏に作曲されたものですが、明確な初演日は不明(一説によると、1875年8月5日に新世界館で初演)です。
当時の「狩」に必須の猟銃の音が頻繁に出て来るのが特徴です。
ところで、このポルカの旋律の基となった喜歌劇「ウィーンのカリョストロ」は、トルコ軍の占領から解放されたウィーンの喜びを魔法使いカリョストロの物語と合体させた内容だといわれており、1875年2月27日にアン・デア・ウィーン劇場で初演されたものですが、先に同場所で初演された喜歌劇「こうもり」とは対照的に、現在ではすっかり忘れ去られています。
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