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トスカには何度も何種類も鐘が登場します。
<このページのはじめに>
本文中のリンク部分をクリックすると、MIDI再生で、その部分に関連した鐘の音(というより音階ですね・・・(^^;)を聞くことができます。
(MIDI音源の種類により音が違ってきますのでご注意!)
<以下 本文です>
祈りの時間を知らせる鐘、テ・デウムの鐘、夜明け前のローマに鳴り響く数々の鐘。
普通のオーケストラ作品で使われる鐘の数はせいぜい2、3本です。幻想交響曲、禿げ山の一夜、展覧会の絵等、鐘の出てくる作品は比較的多いのですが、10本以上集めなくてはいけない作品はちょっと思い当たりません。
今回、我々がトスカをするに当たっての悩みの一つがこの鐘でした。
さて、特に問題なのは第三幕です。プッチーニは夜明け前のローマの朝の雰囲気をなるべく正確に出すことに大変苦労をしたようです。中でも第三幕の舞台サンタンジェロ城で聞こえる一番大きく、低い音の鐘はバチカンの鐘(サンピエトロ寺院の鐘)なのですが、この鐘にについて彼は、トスカの作曲中わざわざバチカンの司祭パニケッリ氏にこの鐘の正確な音程を手紙で問い合わせています。その結果は「ミ」の音でした。ただし、とてつもなく低い・・・。
プッチーニが苦労して調べたこの鐘の音、それは我々にとっても大変な難題となったのでした。 楽器屋さんで売られている鐘(チューブベル)は最低音が「ファ」の音(なあんだ「ミ」の音はそのすぐ下じゃないか)ですが、実際に必要な音はこの「ファ」の音の2オクターブ下の「ミ」の音(そりゃ大変!)なのです。と言うことはどうやってこの音をだすのか?どこにも売ってないことは解っています。日本にこんな低い音の出る鐘は「行く年来る年」の知恩院の鐘くらいしか思いつきません。第一運べるはずがありません。どうしよう!
と言うわけで、どうやってこの鐘の音を出せるか(出せないかもしれない)これから少しづつ御報告させていただきます。
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