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<マリオ・カヴァラドッシ>
勇壮、愛、絶望など多様なテーマ
<絶望のテーマ>
このテーマは、カヴァラドッシの絶望と生への執着を象徴したテーマであるとされています。
このテーマは始めに、主として弦楽器によって奏でられる、非常に重苦しい主題で演奏されます。
その時、これまた非常に重苦しい超低音の鐘が鳴り響きますが、これはサン・タンジェロ城より500mぐらい離れたヴァチカン(つまりサン・ピエトロ大寺院)から響いてくる鐘と言われております。
遂に自分自身の信条をスカルピア男爵の前に披露してしまったカヴァラドッシは、死刑宣告を受けサン・タンジェロ城へと連行されます。その連行シーンでのカヴァラドッシの絶望と生への執着心の織り混ざった複雑な心境が見事に表現されています。
そして、このテーマは後述のカヴァラドッシの名アリア「星は輝きぬ」のメロディとして、その心情が具現化していくのです。
おそらく、全幕中で悲愴で重苦しいテーマではないでしょうか。
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