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さて皆様、トスカの作曲者、Giacomo Pucciniはイタリア人なのです。
音楽用語の多くがイタリア語に由来することはみなさんご存じのことでしょう。しかし、他国の作曲家たちがこれを使う場合、おのずから用語の選択の幅に限界があるものです。
ところが、プッチーニはイタリア人ですので、世間話でもするかのように自由自在にイタリア語を駆使しています。ですから、音楽用語レベルで書き込みを理解していたのではとても解釈不能なところがあちらこちらに散見されるのです。
例をあげましょう。音楽用語で、一つのパートを二つ以上のパートに分割することをdivisi(ディヴィジもしくはディヴィシ、と読む)。ところが、トスカのスコアを眺めているとヴァイオリン、チェロ、コントラバスのところにはdivisiと書いてあるのに、ヴィオラのところにはdiviseと書いてあるではありませんか。こんな音楽用語見たことない!
このような事例をいくつか見つけるうちに、プッチーニがイタリア人であるということの意味の大きさが次第に認識されてきたのでした。そこで、門前の小僧にも劣る全くの門外漢である私が辞書を片手にこのイタリア語の壁に挑戦する決意をしたのでした。以下にその成果(といっても辞書を引いただけのことですけど)を公開します。このリストがイタリア・オペラ理解の一助になれば幸いに思います。
(川井裕史 2ndヴァイオリン)
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