当団について
1974年、関西各大学オーケストラの卒業生を中心に「関西OB交響楽団」の名称で結成。
1994年、創団20周年を機に現在の「関西シティフィルハーモニー交響楽団」に改称。
「アマチュア精神に基づくグレードの高い社会人オーケストラ」をモットーに、年2回の定期演奏会をはじめ、
ファミリーコンサート等を意欲的に開催している。
近年は指導体制の充実に力点を置き、素晴らしいプロの先生方を指揮者や指導スタッフに招請して研鑽を積んでいる。中でも1998年より4年間、ズラタン・スルジッチ氏(元ドゥブロヴニク交響楽団首席指揮者)を常任指揮者に迎えその指導を仰いだことにより、「音楽的に大きな飛躍を遂げた」との評価を内外から得た。
加えて2006年の第41回定期演奏会より現在に至るまで、ギオルギ・バブアゼ氏を常任指揮者として迎えたことにより、
氏の卓越したバイオリン奏者(関西フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスター)としての薫陶を得て、
弦楽器をはじめオーケストラの響きが格段に美しくなり、多くの関西のクラシック音楽ファンを魅了している。
また組織としても「若い力」を積極的に運営面に活かし、「常に成長するオーケストラ」を目指して努力を重ねている。
指導者
トゥッティ(合奏)・セクション練習・パート練習すべて、プロの先生による指導
常任指揮者
ギオルギ・バブアゼ
Gerge BABUADZE
ギオルギ・バブアゼ
George BABUADZE
1962年ジョージア トビリシ生まれ。
トビリシ国立音楽院にてシウカシュヴィリ教授にヴァイオリンを、オディセイ・ディミトリアディー氏に指揮を学ぶ。
モスクワにてボロディン弦楽四重奏団のベルリンスキー氏に師事。1986年より5年間バトゥーミ市交響楽団の指揮を務める。1990年よりジョージア音楽協会室内管弦楽団の芸術監督および首席指揮者を務め、フランス、ドイツヘ演奏旅行。
その他、国内外におけるオーケストラのヴァイオリン奏者としてイタリア諸都市で演奏する傍ら、ジョージア弦楽四重奏団のメンバーとしても活躍。
1996年より大阪シンフォニカー交響楽団(現 大阪交響楽団)のコンサートマスター、2001年10月より関西フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターに就任。2002年4月より京都市立芸術大学ヴァイオリン専攻非常勤講師も務める。ゲオルギア弦楽四重奏団メンバー。2005年、関西シティフィルハーモニー交響楽団常任指揮者に就任。また、音楽を通じて日本・ジョージア間の交流及び友好親善に寄与した功績が認められ、2019年秋の叙勲にて旭日単光章を受章。第54回大阪市民表彰(文化功労部門)受賞。
コンサートマスター
大西 秀朋
ONISHI Hidetomo
大西 秀朋
ONISHI Hidetomo
2歳より才能教育にてヴァイオリンを始める。現在神戸を拠点として、関西を中心にオーケストラ・室内楽・ソロ等で活動している。
室内楽においては、2010年より定期的に谷口敦子氏とデュオ・リサイタルを開催するほか、「バッハによるヴァイオリニストへの捧げ物」、「ベートーヴェン・ヴァイオリンソナタツィクルス」、「バッハ・イザイ無伴奏作品全曲演奏」各シリーズを完結した。又ソプラノ奈良ゆみ氏のリサイタルにおいて、シェーンベルク「月に憑かれたピエロ」のヴァイオリン、ヴィオラ双方を演奏した。
澤和樹、久合田緑、市坪俊彦、森田玲子各氏らと室内楽で共演。
オーケストラ分野では佐渡裕氏率いる兵庫芸術文化センター管弦楽団のコンサート・レコーディングに設立当初より参加し、同団アソシエイト・プレーヤー(2007年9月~2008年12月)、コアメンバー(2009年1月~2011年8月)を務めた。現在アンサンブル神戸メンバー。
故中島美子、田渕洋子の各氏にヴァイオリンを師事。
バルトーク弦楽四重奏団、田崎瑞博氏(古典四重奏団)、ヴォルフガング・ベッチャー氏による室内楽レッスン、塩川悠子氏、松田洋子氏によるヴァイオリンソロレッスンを受講。
龍谷大学交響楽団、愛媛大学交響楽団トレーナー。京都大学工学部卒業。